[2020年11月21日]

一生を辞書編纂や石蕗の花

五所平之助(1902~81)

石蕗(つわ)の花が冬の季語。石蕗(つわぶき)の花も同意の季語です。
北日本を除く海岸沿いに自生するキク科の多年草。葉は蕗よりも緑が濃く、常緑で質が厚く光沢があり、10月ごろになると花茎を伸ばし鮮やかな黄色花をつけます。観賞用として、庭に植えられています。春になると、若い葉は食用になり、葉には強い抗菌作用があり、薬用にも利用されます。禅味のあるひなびた美しさがあって、茶庭の庭によく見られますね。
この句では、一生を辞書の編纂に当たった人の生涯と石蕗の花のひなびた美しさが呼応していますね。
作者は著名な映画監督。俳句は大場白水郎、久保田万太郎から指導を受けました。
作者ごしょ・へいのすけの紹介は、2005年11月25日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
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投稿者 m-staff : 2020年11月21日 09:39

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