[2020年11月22日]

山茶花に雨待つこころ小柴垣

泉 鏡花(1873~1939)

山茶花が冬の季語。茶梅、姫椿なども同意の季語です。
ツバキ科の常緑小高木。原種は白いひなびた花で、九州や四国などに自生しています。椿に似ていますが、葉がやや細く、鋸歯があって、枝に褐色の毛が見られ,11月から12月にかけて五弁花を開き、椿よりも繊細なで清楚な姿が好まれています。また、椿のように落花せずに花弁が散り,色は、白、紅、淡い紅色のほかに絞りや八重咲などがあります。
この句の「小柴垣」は、小柴で作った垣のこと。山茶花は、山茶花日和というように、小春日和の花。そのような天気の中で、小柴でできた垣が雨を待っている、と詠っています。
今日は、小雪。24節気の一つ。寒さは増しますが、雪はまだ大ならずなので小雪といいます。
作者いずみ・きょうかは、金沢生まれ、小説家、名は鏡太郎。尾崎紅葉に師事。明治、大正、昭和を通じてロマン主義文学に独自の境地を開きました。作品は「夜行巡査」「荒野聖」「歌行灯」「婦系図」など。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・日本シリーズ第1試合は、ソフトバンクが巨人に完勝。ジンクスでは、奇数の1、3、5,7試合に勝ったチームが優勝をしています。大相撲は、貴景勝と照ノ富士の今年の相撲界を決める大一番となりました。

投稿者 m-staff : 2020年11月22日 09:30

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