[2020年11月23日]
冬薔薇石の天使に石の羽根
中村草田男(1901~83)
冬薔薇(ふゆそうび)が冬の季語。冬薔薇(ふゆばら)、寒薔薇(かんばら、かんそうび)なども同意の季語です。
冬に咲く薔薇のこと。冬菊とか寒牡丹のように、特別な品種や手当をしたものをいうのではありません。四季咲きの薔薇などで、冬に入ってからも名残の花を開く様子をいいます。すでに葉は変色して、落葉を始めている中で、花を保っている姿は、健気でもあり、また、哀れにも見えます。
この句では、石でできた天使の彫刻が主体で、その天使の羽根はいつか空へ飛んで行こうとしているように感じた、と詠っています。
今日は、勤労感謝の日。働くことを尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝をしあう日。今年の3連休はコロナが心配ですね。
作者なかむら・くさたおの紹介は、2005年1月23日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・貴景勝は、照ノ富士に勝って、来場所横綱昇進への大きな一歩を踏み出しました。巨人はソフトバンクに2連敗、明後日は福岡で第3戦、
セリーグのためにも一矢を報いてほしいものですね。
投稿者 m-staff : 2020年11月23日 09:35
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