[2020年12月03日]
大竹に絡まり咲くや冬椿
島村 元(1893~1923)
冬椿が冬の季語。寒椿も同意の季語です。
園芸の上では寒椿もありますが、俳句で、冬椿、寒椿という場合は、園芸種も含めて冬に咲いている椿全体を指しています。ツバキ科の常緑木。椿は日本特産の春の代表的な樹木ですが、暖地では冬のうちから自生の薮椿が咲きます。また、園芸種の中に早咲き種が多く。寒いうちから咲いていますね。それらの椿を総称して冬椿、寒椿と呼びます。
私の住んでいるマンションの中庭に冬椿がポット咲いています。
この句では、大きな竹に絡まるように咲いている冬の椿の光景が浮かんできます。大竹は言葉を変えてみればまるで高浜虚子のようにも見えます。
この句の作者は、「ホトトギス」に所属して、写生道に徹して嘱望されましたが、30歳で病のため亡くなっています。
作者しまむら・はじめの紹介は、2009年9月4日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・イギリス政府は、製薬大手ファイザーとビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンの承認を受けて、来週前半から接種を始める方針を明らかにしました。日本が供給を受ける予定のワクチンが承認されたのは初めて、今後の導入に向けて万全の準備が必要となります。
投稿者 m-staff : 2020年12月03日 09:48
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