[2020年12月06日]

向ふからくる人ばかり息白く

波多野爽波(1923~91)

息白くが冬の季語。息白し、白息も同意の季語です。
冬の朝などは大気が冷えると吐く息が白く見えます。これは人ばかりでなく牛馬や犬猫などの動物も白い息を吐きますね。特に、スポーツなどの運動をしたり、意気込んで話すときなどに多く見られます。白い息を吐くのを見ていると冬が来たという実感がわいてきます。
この句では、自らも息を白く吐いているのですが、とりわけ向こうから来る人が息を白く吐いている、と詠っています。今年はマスクをしているばかりですから、見ているといささか息苦しくなりますね。その中で耐えて生きている姿が生活感を映し出しています。
作者はたの・そうはの紹介は、2005年3月15日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・探査機「はやぶさ2」のカプセルが地球に帰還し、オーストラリアに入っているチームがカプセルを回収。カプセルの中には小惑星の砂が入っているものと見られていて、今後、飛行機で日本に運ばれます。
宇宙航空研究開発機構=JAXAのチームの喜びはいかばかりでしょうか。これにより太陽系の成り立ちや水の成分や有機物の分析も行われます。「はやぶさ2」の本体の燃料が多く残っているところから、別の小惑星に11年後に到着し、探査を行うそうです。気の長い話ですね。

投稿者 m-staff : 2020年12月06日 09:52

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7509