[2020年12月12日]

枯菊を焚いてゐるこの今が晩年か

安住 敦(1907~88)

枯菊が冬の季語。菊枯る、菊焚く、凍菊、霜枯れ菊も同意の季語です。
秋に咲き誇っていた黄が冬になって枯れしおれている状態をいいます。菊は枯れても花は散らずに、茎や葉もしおれつつ、ただ立っている姿に、哀れさとともにある種の風情が感じられますね。枯れ切った菊を火にくべると馥郁(ふくいく)とした香りが漂います。冬になっても咲き残っている菊を残菊といいますが、花期の長い菊は残菊から枯菊へのながれもまた緩やかに流れます。
この句では、枯菊を焚いているときに、ふとこれが人生の晩年かと作者は気づきました。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」、講談社学術文庫、1993年刊)
・WHO=世界保健機関の調べによると、世界では52種類のワクチンがヒトで安全性や有効性を確かめる臨床段階に進んでいて、中にはすでに実用化にまで進んでいるものがある一方で、オーストラリアではワクチンの開発が中止になったものも出てきています。世界の製薬界はワクチン開発で大変な状態になっていますね。

投稿者 m-staff : 2020年12月12日 09:37

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7517