[2020年12月17日]

葉牡丹のふるさとの地の異人館

角川源義(1917~75)

葉牡丹が冬の季語。赤葉牡丹、白葉牡丹も同意の季語です。
葉牡丹を最初に見た時の印象は、キャベツと思ってしまいました。アブラナ科の1年草または2年草。白色や赤紫色、緑色などの重なった葉が華やかで、花の少ない冬の庭に目立った存在です。種類は、丸い葉の東京葉牡丹、縮緬葉の名古屋葉牡丹、その中間の大阪葉牡丹、そしてニュー葉牡丹など4つの種類があり、いずれも花さながらの美しさが好まれます。牡丹にどこか似ているのでこの名前がありますが、花ではなく、やっぱりキャベツの変種ですね。
この句の「異人館」は、特に、幕末から明治時代にかけて来日した西洋人が住んだ西洋風の家を指します。ちなみに作者のふるさとは富山です。
今日は、東京浅草寺歳の市、羽子板市。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・使用済みの核燃料からプルトニウムを取り出す青森県六ヶ所村の再処理工場について、事業者の日本原燃は2023年度から取り出しを開始できるとの暫定的な計画を発表しました。この再処理工場は、原発で使い終わった核燃料からプルトニウムを取り出して再び燃料として利用するもの。計画通りに本当にできるのでしょうか。不安ですね。

投稿者 m-staff : 2020年12月17日 09:57

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