[2020年12月18日]

最澄の山を出てくる冬の水

伊藤通明(1935~2015)

冬の水が冬の季語。冬の泉、寒泉、水烟るなども同意の季語です。
1年うちで最も澄んで、さむざむとしているのが冬の水。川や沼の水は涸れて浅く、荒れた感じがします。北海道では雪の下に音を立てながら、水が流れてくるのを見たことがあります。泉や井戸水などの地下水は温かく湯気の立つこともありますね。また、浅くなった水底には落葉も沈んでいて、寒々とした眺めとなります。
この句の「最澄の山」とは、比叡山のことを指しています。京都府と滋賀県の境にそびえていて、山には、天台宗の総本山延暦寺があります。その山から流れて出てくる冬の水は、最も澄んで、さぞかし冷たいでしょうね。
作者いとう・みちあきの紹介は、2008年8月29日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、日本国内でも承認の申請を行うことになったようです。ワクチンをめぐって、これまで日本国内で臨床試験を実施してきました。国内で承認申請の行われるのは初めて。今後、厚生労働省が有効性や安全性を審査します。

投稿者 m-staff : 2020年12月18日 09:28

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