[2020年12月21日]

声高に冬至の山を出できたり

鈴木六林男(1919~2004)

冬至が冬の季語。冬至粥、冬至南瓜なども同意の季語です。
我が家のベランダからは正面に富士山が雪をかぶって見え、左側には相模湾を眺望できます。冬至になると、ちょうど左側の相模湾に太陽が沈むようになります。
冬至は、24節気の一つ。陰暦11月の節で、立冬より45日後、大雪後15日目に当たります。この日、太陽は北半球より最も遠ざかり、北半球の温帯地方では、太陽の高さが最も低く、昼間の時間の最も短い日です。この日を境にまた日が長くなることから「一陽来復」と呼ばれますね。この日には、粥、南瓜、こんにゃくなどを食べる風習があります。
この句では、冬至の日に、山のお寺にお参りをしたのでしょうか。にぎやかに声高に山を下りてくる一団に遭遇したと詠っています。
作者すずき・むりおの紹介は、2005年5月7日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・22日午前3時ごろ、400年ぶりに土星と金星が大接近します。遥かな昔、江戸時代の徳川秀忠のころ、といってもちょっとピンときませんね。ところで20日、台湾海峡を中国軍の空母が通過。アメリカ軍の駆逐艦も19日に台湾海峡を通過していて、この地域では中国とアメリカが接近し、せめぎ合っています。困ったことにならなければいいのですが…。

投稿者 m-staff : 2020年12月21日 09:55

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