[2020年12月24日]

降誕祭近づく森に木の実の朱

大島民郎(1912~2007)

降誕祭が冬の季語。クリスマス、聖誕祭、聖夜、聖樹、聖歌、製菓なども同意の季語です。
今日は、クリスマス・イブ。キリストの降誕祭の前夜、聖夜にはミサが行われますが、今日では聖樹を飾り、ケーキを食べ、子供たちはサンタクロースに贈り物を入れてもらうために靴下を枕元に吊り下げます。そこへ夜にサンタクロースが登場し、プレゼントを入れるという行事が一般化しました。今年は、コロナの影響もあって、静かなクリスマスになりそうですね。
この句では、降誕祭が近づいた森の木の実に焦点を当てて、冬珊瑚でしょうか、木の実の朱色を登場させて、クリスマスの雰囲気を伝えています。
作者おおしま・たみろうの紹介は、2008年7月26日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・学習院同窓会「桜友会」の会員誌「桜友会報」NO.117号に、田中靖政ゼミの仲間、福島民報社代表取締役社長、芳見弘一氏の記事が掲載されています。卒業生がいわゆる新聞社の社長に就任したのは素晴らしいこと、益々の活躍が期待されます。

投稿者 m-staff : 2020年12月24日 10:01

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