[2021年01月01日]
をのこの子小さきあぐら年新た
成田千空(1921~2007)
年新たが新年の季語。新年、新玉、年始、年立つ、年明く、年改まる、年来る、年迎ふなども同意の季語です。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。このブログは、明けて17年目に入りました。毎日、一つ一つ石を積み上げていつか大きな石になることでしょう。
今年の干支は、辛丑(かのとうし)、「粘りと誠実」が信条。皇紀2681年、明治以来154年、大正以来110年、昭和以来96年、平成以来33年。
この句では、小さな男の子が足を組んであぐらをかいています。その姿を見て、年が改まった、と詠っています。一つ年を取ったのですもね。日常の何気ないしぐさを取り上げて好感が持てます。
作者なりた・せんくうの紹介は、2006年3月28日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・年賀状が配達されました。日本郵便によると、1日全国に配達される年賀状はおよそ11億5700万枚で去年を10.1%下回り、SNSの普及などを背景に12年連続減少したといわれています。私のところでも出すのも来るのも漸減状況です。
投稿者 m-staff : 2021年01月01日 12:18
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7543