[2021年01月07日]

薺打つ音が母呼ぶ亡き母を

林 翔(1914~2009)

薺(なずな)が新年の季語。
正月7日の七種粥に入れる春の七草の一つ。古くからの風習で、1月6日の晩に、まな板に載せた薺などの野草を包丁の背で叩き刻んで、神棚に据え置きます。7日の朝、それを下げて粥に入れて食べます。これが七種粥、無病息災を願ってのことです。江戸時代に、1月7日は五節句の一つに当てられました。七種は「せりなづな御形はこべら仏の座すずなすずしろ」。
この句の作者は、生後10か月のとき母を亡くしました。以来、恋しい人は母であり、薺打つ音にも愛しくなります。哀切極まる句ですね。
作者はやし・しょうの紹介は、2008年8月31日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮文庫、2005年刊)
・アメリカ議会上院の主導権を共和、民主のどちらの党が握るか注目されていた南部ジョージア州の決選投票で、最後の1議席で民主党の候補が当選を確実にしたと報道されています。バイデン次期大統領としては政権与党となる民主党が議会下院に加えて上院でも主導権を確立することで運営がやりやすくなります。トランプ氏の後始末が大変ですね。

投稿者 m-staff : 2021年01月07日 09:48

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