[2021年01月10日]

ゆづり葉に暁雲うすき山家かな

飯田蛇笏(1885~1962)

ゆづり葉(楪)が新年の季語。交譲葉(ゆずりは)、親子草なども同意の季語です。
常緑樹の常として、新しい葉が成長してから古い葉が落ちますが、艶のある大きな葉の世代を譲る様子が縁起が良いと、正月の飾りに
使われていますね。ユズリ科の常緑高木。暖地の山に自生していますが、多くは庭木になっています。葉は大型の長い楕円形で、長さは15センチほど。質が厚く、表面は光沢のある深緑色、裏は白緑色、長い葉柄は赤か淡紅色でまれに緑色も見られます。
この句の「暁雲(ぎょううん)」はあかつきの雲のこと。「山家(さんか)」は、山中にある家のこと。楪の茂っている山の中、薄くあかつきの雲がかかっています。一幅の山水画のようですね。
今日から大相撲初場所初日。白鵬以下大勢の力士がコロナで休場。
作者いいだ・だこつの紹介は、2005年6月23日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・北陸、新潟でものすごい雪が降っています。福井県の北陸道、富山県の東海北陸道では、たくさんの車が雪で立ち往生。いつもながら自衛隊の出番です。コロナに雪、身動きなりませんね。

投稿者 m-staff : 2021年01月10日 09:53

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