[2021年01月12日]

夜半亭蕪村の墓や草さんご

星野麦丘人(1925~2013)

草さんご(珊瑚)が冬の季語。千両、実千両、仙蓼も同意の季語です。
縁起の良い名前とつぶらな美しい赤い実が好まれ、切り花として正月の飾りになくてはならないものですね。センリョウ科の常緑低木。暖地の山林の樹の下に自生し、庭園や盆栽にも植えられます。茎は革質で節の部分が膨らんでいます。夏に黄緑色の小花をつけ、冬になると5センチほどの実が珊瑚色に熟します。野鳥のついばんだ実は、ほうぼうにばらまかれ新しい芽を目吹かせます。
この句の夜半亭は、蕪村のもう一つの俳号。お墓は、京都市左京区一乗寺才形町の金福寺にあります。
作者ほしの・ばっきゅうじん紹介は、2013年5月25日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・WHOによると、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、世界の多くの人が免疫を持つことで感染が広がりにくくなる「集団免疫」の状態を今年中に獲得するのは難しいと発表しています。現在せかいでワクチン接種が始まっているのは42か国。「集団免疫」の状態になるには世界の人口の70%を超える人がワクチン接種をする必要があるといいます。とても気の長い話ですね。

投稿者 m-staff : 2021年01月12日 09:49

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7558