[2021年01月30日]

寒卵二つ置きたり相寄らず

細見綾子(1907~97)

寒卵が冬の季語。寒玉子も同意の季語です。
寒中に鶏が生んだ卵を寒卵といいます。この時期は鶏の産卵期にも当たって滋養のよい卵とされています。寒さの張りつめた中で卵を割ると、しっかりとした黄身が表れてきます。卵は牛乳とともに栄養食品で、利用範囲が広いうえに値段も安いのでどの家庭でも好まれていますね。
このところ鶏のインフルエンザが流行っていて、各地で殺処分されていることは残念でなりません。
この句では、寒卵を二つ並べてみて、それぞれの卵のバランスの違いで決して相寄ることは無い、と詠っています。まるでわけあり夫婦のようですね。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・3月19日に甲子園球場で開幕が予定されているセンバツ高校野球の32の出場校が決まりました。ただし、甲子園球場のある兵庫県を含む11の都道府県に緊急事態宣言が出されています。コロナ対策に最大限の工夫が必要ですね。

投稿者 m-staff : 2021年01月30日 10:06

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