[2021年02月02日]

恐るべき八十粒や年の豆

相生垣瓜人(1898~1985)

年の豆が冬の季語。豆撒、福の豆、年男、豆打、福は内、鬼は外なども同意の季語です。
節分の夜に、災いを象徴する鬼を豆で打って追い払う節分の行事。炒った大豆を枡に入れて神棚に供えた後、一家の主が「鬼は外、福は内」と大声で唱えながら家の出入り口や部屋の中に撒いてゆきます。撒き終わると、家人はそれぞれ自分の年齢の数だけ豆を食べます。近年は、各地の社寺で有名人を年男に招き豆撒きを盛大に行っていますが、今年はコロナもあって規模を縮小せざるを得ないでしょうね。
この句の作者は80歳、年の豆を80粒も食べなくてはならないと慨嘆しています。
作者あいおいがき・かじんの紹介は、2005年6月19日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・政府によると、今月7日が期限の緊急事態宣言は、栃木県のみ解除して、東京、大阪、神奈川など10の都府県は3月7日まで1か月延長することになりそうです。条件としては、感染状況などが改善した場合は、期限の前でも解除する方針とか。感染症の専門家などでつくる「諮問委員会」の意見も聞きながら決定するようです。ところでミャンマーはどうなるのでしょうね。クーデターの予兆はあったように思います。進出している日本企業の動向が気になります。

投稿者 m-staff : 2021年02月02日 09:22

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