[2021年02月13日]

すみれ束解くや光陰こぼれ落つ

鍵和田秞子(1932~2020)

すみれ(菫)束が春の季語。壺菫、姫菫、野地菫、小菫、花菫、菫草、相撲取草なども同意の季語です。
菫の種類は数多く、それぞれに名前があり、特徴があります。スミレ科の多年草。菫の仲間は約500種といわれ、そのうちの50種類が日本列島に自生しています。それらは、それぞれに菫と名前がありますが、単に菫という一つにくくられていて春になると濃紫色の菫色の花を開きます。日本の文献に菫が初めて登場するのは万葉集ですが、西洋ではずっと古く花の文化史の一主流をなしています。
この句では、すみれの束を解いたら、歳月がこぼれ落ちた、と詠っています。それほどにも愛される花なのですね。
作者かぎわだ・ゆうこの紹介は、2005年5月28日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花―春」、TBSブリタニカ、2000年刊)
・近所の梅の木が白い花をたくさんつけるようなってきました。そばに寄ってみるといい香りがします。本当に春めいてきました。それにつれて杉の花粉が飛び始めています。コロナと花粉でマスクは必需品ですね。

投稿者 m-staff : 2021年02月13日 10:05

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