[2021年02月15日]

涅槃会を寺ごと拝む野にありて

津田清子(1920~2015)

涅槃会(ねはんえ)が春の季語。涅槃、お涅槃、涅槃図、涅槃絵、寝釈迦、涅槃寺なども同意の季語です。
陰暦の2月15日を釈迦入滅の日としていて、涅槃といいます。この日、全国の寺々で法要が営まれ、涅槃会と呼んでいます。涅槃像は、釈迦が沙羅双樹の下で、入滅したとき、周囲に弟子たちや鬼神、鳥獣虫魚などの慟哭する姿を描いた絵または彫像のことで、涅槃図、涅槃絵、寝釈迦と呼んだりもしますね。この日はまた2月の満月の日でもあって、農事暦では大切な日となっています。
この句では、野にあってとは在野にあることで、涅槃会を寺ごとこぞって集まって、釈迦の入滅の日を営んでいる、と詠っています。
作者つだ・きよこの紹介は、2007年1月6日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・北海道の稚内市で行われたカーリング女子の日本選手権で北海道銀行は2連覇を狙ったロコ・ソラーレに勝って、6年ぶり2回目の優勝を果たしました。ロコ・ソラーレはスタミナ切れでしたね。この結果、北京オリンピックの日本代表については改めて代表決勝戦を行うことになりました。

投稿者 m-staff : 2021年02月15日 09:55

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