[2021年02月17日]
つながつてのぼりくる泡水温む
川崎展宏(1927~2009)
水温むが春の季語。温む水、温む沼、温む池、温む川なども同意の季語です。
水温むとは、寒さが緩んできて雪や氷が解けて、池や沼、清水や川などの水に、冬の冷たい感じがなんとなく消えて温まってきたことを指しています。日差しも明るくなって、流れる水もとどまる水も輝いて見えますね。この季語には春の動きが感じられますね。
この句では、水が温んでくれば、川をつながって上ってくる泡が見られる、と詠っています。いつもならば川を下ってゆく泡も暖かくなれば下ってゆくようだと観察しています。
作者かわさき・てんこうの紹介は、2006年2月21日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・WHOの発表によると、世界のコロナの新規感染者数は、5週連続で減って、5週間で半減し、昨年10月以来の減少とか。1月4日からの1週間は500万件以上であったものが、2月8日からの1週間では200万件になったとしています。ようやく山を越した模様ですね。我が国では、今日から全国の医療機関で、医療従事者を対象としたワクチンの接種が始まりました。
投稿者 m-staff : 2021年02月17日 09:46
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