[2021年02月19日]

音高く硝子戸しめぬ春嵐

野澤節子(1920~95)

春嵐が春の季語。春疾風(はるはやて)、春荒(はるあれ)、春はやち、春のはやて、春強風、春颯(はるはやて)なども同意の季語です。
春の強風のこと。突風を「春疾風」といいます。暴風雨になると「春荒」といいますね。移動性高気圧と低気圧が交互に西から東へ進むのが春の気象ですが、低気圧が日本海側を通る時に「春嵐」が起こりやすくなります。また、寒冷前線が南下すると突風の吹くことがあって、これも「春疾風」となります。春の不安定な気象の代表的なものであって、不安な落ち着かない気分にさせられます。
この句の作者のように、「春嵐」となれば、硝子戸を思いっきり閉めて、強風を遮断せねばなりませんね。
作者のざわ・せつこの紹介は、2005年3月9日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・今日は素晴らしい天気。しばらく続いていた大風が嘘のように収まっています。雪を被った富士山、相模湾の向こうには、熱海の市街まで見通せます。一日も早くコロナが終息するのを願いたくなります。ところでNASAの火星探査機「パーシビアランス」が火星に着陸しました。今後2年間にわたって生命の痕跡を探すほか、小型のヘリコプターを使って飛行試験を行うそうです。楽しみですね。

投稿者 m-staff : 2021年02月19日 09:56

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