[2021年02月20日]

みちのくの緑は蕗の薹よりぞ

福田蓼汀(1905~88)

蕗の薹が春の季語。蕗の芽、蕗の花も同意の季語です。
蕗の薹をてんぷらにしていただきました。早春の味といえるほろ苦さがおいしく、春がやってきたと感じました。キク科の多年草。早春に川岸や田畑の土手などによく見られますね。これは花茎で、大きな苞が重なっていて、しだいにほぐれて、小さな花が房状に集まって開きます。雌雄の別があり、ふっくらとしているのが雌の花茎で、雄の花茎は細く見えます。寒いながらも春の来ていることを教えてくれますね。
この句では、陸奥の春は、蕗の薹の緑から始まると詠っています。つい先日も東日本大震災の余震があり、驚かされました。陸奥に本当の春が来るのはいつなのでしょうね。
作者ふくだ・りょうていの紹介は、2005年3月10日を参照。
(出典:「蝸牛 新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・バイデン大統領は、前任者のいい加減な手前勝手な政策を就任から1か月の間に急速に転換しています。アメリカの信用を失ったトランプ氏の政策によってできたマイナスをプラスにするのは途方もない年月がかかることでしょうね。

投稿者 m-staff : 2021年02月20日 10:09

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