[2021年03月03日]

雪みちを雛箱かつぎ母の来る

室生犀星(1889~1962)

雛箱が春の季語。雛祭、雛の間、雛の客、ひいな、雛飾、雛人形なども同意の季語です。
3月3日は五節句の一つ。上巳(じょうし)で桃の節句ともいいます。中国では、古く、3月上巳の日に水辺で災厄を祓う習慣があり、日本でも曲水の宴として、早くから宮廷の人々の間に取り入れられました。また、人形で身体を撫でて、汚れを移して水に流す、日本独特の行事があり、これに平安時代雛遊びの伝統に結びついて、次第に女児の無事成長を願うようになりました。現在のようになったのは、徳川五代将軍綱吉の時代からといわれています。人形の大きさは8寸(24センチ)以内と定められていました。
この句の作者は金沢の人。貧乏のため12歳で裁判所の給仕となり、一方で文学を志し俳句や詩を作りました。雪の道を雛箱を担いで来る母の思いをどのように感じたのでしょうか。何かの事情があって、どこかに預けていた雛人形を取り返してきたのでしょうね。
今日は、耳の日。
作者むろう・さいせいの紹介は、2005年6月20日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・5日の午前0時から、変異ウイルスの水際対策として、新たに合わせて13の国や地域から入国する人に対して宿泊施設での待機を求めることになりました。現在のイギリス、南アフリカ、イスラエル、アイルランド、ブラジルのアマゾナス州に、追加されるのはUAE,イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、フランス、ベルギー、ブラジルなど。水際で徹底的に抑えることが大事ですね。

投稿者 m-staff : 2021年03月03日 09:57

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