[2021年03月05日]

蛇穴を出づ古里に知己すこし

松村蒼石(1887~1982)

蛇穴を出つが春の季語。蛇出つも同意の季語です。
この季語は、冬眠していた蛇が暖かくなって穴から這い出して来ることをいいます。これは啓蟄のころといいますが、このころ、北海道では雪の中、青大将はもちろん活動していません。一方、九州各地の
青大将は早いときで3月初旬から見られます。
この句の作者は、滋賀県生まれ。13歳で京都の織物問屋に勤め、後に東京支店に勤務、関東大震災で被災、数々の苦労をしました。
この句では、蛇穴を出つという季語に合わせて、古里にはもう知っている人はほんの少しになった、と詠っています。
今日は、啓蟄(けいちつ)、24節気の一つ。暖かくなって冬眠していた蟻、地虫、蛇、蛙などが穴を出てくることをいいます。
作者まつむら・そうせきの紹介は、2005年6月20日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・このところ、ニュージーランド沖で規模の大きな地震が3回起きています。今朝方も南太平洋のケルマディック諸島を震源とするマグニチュード8.0の大きな地震が発生。この地震で日本への津波の影響があるかはわかりません。ケルマディック諸島は火山島群で地震が多いことで知られています。

投稿者 m-staff : 2021年03月05日 09:40

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7622