[2021年03月12日]

修二会僧女人のわれの前通る

橋本多佳子(1899~1963)

修二会僧(しゅにえそう)が春の季語。お水取り、水取、お松明、二月堂の行なども同意の季語です。
奈良東大寺二月堂で行われる国家鎮護の行法を二月堂の行といい、修二会ともいいます。その行法の中でもっとも有名なのが、お松明とお水取です。3月13日午前2時前後から、二月堂のほとりの閼加井屋(あかいや)の御香水をくみ取り、籠りの僧が大松明(おおたいまつ)をふりかざしつつ石段を駆け上がり、堂の回廊は焔で庇が焦げるほどの迫力で圧倒されます。関西ではお水取がすまないと暖かくならないともいわれています。
この句では、若い僧侶が松明を振りかざして走るところに、実際に立ち会って、呆然としている作者の様子が伝わってきますね。
作者はしもと・たかこの紹介は、2005年1月25日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・東日本大震災の前に、「スパーサイクル」と呼ばれる、巨大地震と大津波が東北の沿岸に迫っている、と訴えていたのは産業技術総合研究所の宍倉正展研究グループ長。これは過去の地層から、かつてどのような津波が襲ったかを推測する津波堆積物の調査などから、当時想定されていた大地震をはるかに上回る規模の地震と津波を指摘していました。この説をじっくり調べてみる必要がありますね。

投稿者 m-staff : 2021年03月12日 09:28

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