[2021年04月13日]

雨雲に又燃え立ちぬ山躑躅

長谷川かな女(1887~1969)

山躑躅(やまつつじ)が春の季語。躑躅、蓮華躑躅、雲仙つつじ、深山霧島なども同意の季語です。
わたしの住んでいる横浜市西部地区は躑躅の里、今を盛りに咲いています。
躑躅は庭園や公園など、いたるところに植栽され、春から夏にかけて、白、赤、緋紅、淡紅、紫、黄など、多種多彩に姿を見せてくれます。園芸品種は数百を超え、わが国は躑躅の王国ですね。躑躅の名所は多く、九州では、雲仙、霧島、関東では那須、赤城、箱根などが良く知られています。
この句では、雨雲が出てきて、一雨ごとに山躑躅が燃え立っている様子を表現しています。西洋種に大輪のアザレアがありますね。
作者はせがわ・かなじょの紹介は、2005年1月7日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・政府は、福島第一原発で増え続けるトリチウムなど放射性物質を含む処理水の処分を、国の基準を下回る濃度に薄めたうえで海に放出する方針を決めました。具体的には東電に対して、2年後をめどに海への放出を開始できるように準備を進めることを求めています。この方針は本当に大丈夫なのでしょうか。現地の人々の反対が根強いことから今後の展開が心配です。

投稿者 m-staff : 2021年04月13日 09:09

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