[2021年04月16日]

青麦や火の見しづかに村はづれ

長谷川素逝(1907~46)

青麦が春の季語。麦青む、麦畑も同意の季語です。
去年の10~11月ごろにまかれた麦は、冬期に麦踏みされて、葉の色を濃くして根を伸ばします。やがて春になると見る見るうちに成長して細い葉で畑全体を埋め尽くします。「青麦」は、春のこの若い麦を指しています。これらの光景は、あふれるような生命力を感じさせますね。
この句では、畑一面に青麦が風に揺れて波のようにうねっていて、そこに村のはずれの火の見やぐらが見えます。見事な対比により、昔よく見た農村風景を詠っています。
作者はせがわ・そせいの紹介は、2005年10月1日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」、創元社、2005年刊)
・政府は、コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」として、4月20日から5月11日まで、埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県に適用する方針を固めました。変異ウイルスとの戦いが正念場を迎えています。

投稿者 m-staff : 2021年04月16日 09:58

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