[2021年04月19日]

接骨木の花咲けり何かにまぎれんと

加倉井秋を(1909~88)

接骨木(にわとこ)の花が春の季語。たずの花、みやつこぎなども同意の季語です。
マンションの中庭で接骨木の花が咲いています。花は小さいのですが、花穂は勢いがあって楽しませてくれます。スイカズラ科の落葉小高木。山野に自生しており、枝分かれしながら、高さは3メートルほどにもなります。樹皮はコルク層が発達よくしています。4月から5月にかけて枝に多くの小花が群がって咲き、花の一つは米粒ぐらいで緑白色。茎、葉、花は薬用となり、接骨木は漢名で、接骨に効くといわれています。
この句では、接骨木の花が何かに紛れ込もうとするようにたくさん咲いている様子が伝わってきます。
作者かくらい・あきをの紹介は、2006年1月13日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・東京都の小池知事は「緊急事態宣言」の発出を政府に要請することも視野に入れると言明。これまでのやり方では新規陽性者の増加傾向が収まらず、何か別の手を打たなければこの危機を収束させることができないと判断したようです。やれることは何でもやってコロナを抑えねばオリンピックはできませんね。

投稿者 m-staff : 2021年04月19日 09:30

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