[2021年04月20日]

アネモネの花の陰より白き足

有馬朗人(1930~2020)

アネモネが春の季語。紅花翁草、はないちげ、ぼたんいちげなども同意の季語です。
アネモネという言葉の響きは、どことなく眠気を誘いますね。キンポウゲ科の多年草。南ヨーロッパが原産地。明治の初めに渡来し、花壇や鉢植えで広く栽培されています。秋に植えた球根から芽を出して、4月ごろに30センチほどの花茎を伸ばし、罌粟に似た花を咲かせます。花は大型でふっくらした優しさを感じます。一重、八重があり、おしべが花弁化した菊咲きは、特にアネモネ咲きと呼ばれています。
この句は、アネモネの咲いている花の陰から「白い足」が見えて、一瞬、どっきりとしますね。散文的ですが、光景がはっきりと浮かんできます。
今日は、穀雨。24節気の一つ。春雨が降って穀物を潤すの意味。
作者ありま・あきとの紹介は、2005年1月11日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・中国人民解放軍の指示を受けたハッカー集団によって、宇宙航空研究開発機構や防衛関連企業など約200に上る研究機関や会社が大規模なサイバー攻撃を受けていると警察当局が公表。今回の捜査は、警視庁公安部に4年前に設置された「サイバー攻撃対策センター」が中心になって推進。中国のハッカー集団は、セキュリティ対策が不十分な部署を狙って暗躍しています。徹底した対策が必要ですね。

投稿者 m-staff : 2021年04月20日 09:47

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