[2021年04月23日]

春眠の子のやはらかに指ひらき

深見けん二

春眠が春の季語。春睡、春の眠り、春眠しなども同意の季語です。
今日は私の79回目の誕生日。生れてから28856日目。海援隊の歌ではありませんが「思えば遠くに来たもんだ」。
春の眠りはまことに快いものですね。まさに中国の詩にあるように「春眠暁を覚えず処処啼鳥を聞く(孟浩然)」。
冬とは違って寒さに目を覚まされることもなく、春の夜は心地よく夜の明けるのも知らずに眠りについています。目が覚めてしばらく寝床にいて小鳥のさえずりを耳にしながらいつまでもうとうとしたい気分になりますね。「春眠」の季節感は、春の夜明けのものといってもいいでしょう。
この句では、寝るのが専一な嬰児が、春の穏やかな気候の中で、やわらかに指を開いて眠っている姿を伝えてくれます。
作者ふかみ・けんじの紹介は、2005年3月31日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・スティーヴン・キングの新作「アウトサイダー(上、下)」を読破しました。キングは、お気に入りの作家で、彼の作品はほとんど読んでいます。特段、ホラー小説が好きなわけではありませんが、彼の小説には、人種のるつぼといわれるアメリカ社会の闇が見事に描かれています。キングの主要な作品は、「キャリー」「呪われた町」「シャイニング」「スタンド・バイ・ミー」「IT」など。コロナ禍での読書にお薦めです。

投稿者 m-staff : 2021年04月23日 09:46

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7678