[2021年04月27日]
父と子の離れて眠る朧かな
廣瀬直人(1929~2018)
朧が春の季語。草朧、岩朧、谷朧、灯朧、鏡朧、村朧、山朧、町朧なども同意の季語です。
春の夜の情緒のある季語で、その景物の中心になるものは朧月。昼は霞、夜は朧。水蒸気の多い春の優艶な季語です。月だけではなく、春の夜の万物がおぼろに霞むことをいいます。これは物だけではなく、鐘の音、灯影なども含みますね。
この句では、しっかりしたものの代表的な父とまだ定かではない息子が朧に離れて寝ている、と詠っています。父と子の確執も朧に霞んでいるようです。子は父を乗り越えてゆく存在ですね。
作者ひろせ・なおとの紹介は、2006年2月6日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・現地26日、エンジェルスの二刀流大谷選手が2番投手で打って投げて大忙し。打者では合格点ですが、投手の方はまだまだの出来です。
四死球の多さはコントロールの無いことの証明。これをどうやって克服するか楽しみです。アメリカンリーグで、本塁打トップの選手の先発投手は、ベーブルース以来、100年ぶりの快挙だそうです。
投稿者 m-staff : 2021年04月27日 09:50
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