[2021年04月29日]

板橋や春もふけゆく水あかり

芝 不器男(1903~30)

春もふけゆくが春の季語。春深し、春闌、春闌く、春更く、春深むなども同意の季語です。
桜の花も大方散って、萌え出た桜の葉の梢にわずかに残花が見られます。周りの木々の緑が強くなって、春のようよう深まったと感じるときもありますね。春も盛りを過ぎたころに感じる気持ちを表しています。
この句の「板橋」は、東京23区の一つで、もとは中山道第一番目の宿場の所在地。むかし、東上線の上板橋に住んだことがあります。山の手ですが、下町のような雰囲気があっていい街です。この句では、春の更け行く暗い中で、川の水面が光を反射してほのかに明るく見える、と詠っています。
今日は、昭和の日。昭和天皇の誕生日。趣旨は「激動の日々を経て復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す」としています。
作者しば・ふきおの紹介は、2005年5月24日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今日は大型連休の初日、横須賀は雨。東京や大阪などの一部に緊急事態宣言が出ていることもあって、新幹線や空の便は例年のような混雑はなさそうです。これ以上に感染者が拡大すれば東京五輪は開催できないようになりますね。どこへも出かけずにここはじっと我慢の子です。

投稿者 m-staff : 2021年04月29日 09:36

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