[2021年05月15日]
そらまめにあはれを問へば飛び出せり
藤田湘子(1926~2005)
そらまめ(空豆)が夏の季語。蚕豆、はじき豆も同意の季語です。
空豆の美味しい季節になりましたね。我が家でも早速、食卓に顔を見せました。
秋に播くと春先に花が咲き、花から育った莢の未熟なうちに、莢をはずして茹でます。甘みのある緑色の豆に塩を振って初夏の味を味わいます。莢が空をむくので「そらまめ」、完熟した豆を炒ると皮がはじけるので「はじき豆」と呼ばれていますね。
この句では、愛らしい空豆を面白おかしくとらえています。ほっこりとした味わい深い句です。
今日は、沖縄本土復帰記念日。コロナの影響で、東京の神田祭は中止。京都の葵祭は行列と舞楽は中止、社頭儀だけを行うそうです。
作者ふじた・しょうしの紹介は、2005年4月22日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・「緊急事態宣言」をめぐって、専門家の意見を取り入れ、政府は当初の方針を変更しました。臨機応変の対応という意見のほかに、国民の不信感を招くなどの見方もあり、様々です。今後コロナへの対応によっては内閣が吹っ飛ぶこともあると考えなければなりませんね。
投稿者 m-staff : 2021年05月15日 09:40
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7703