[2021年05月16日]

白南風や化粧に洩れし耳の下

日野草城(1901~56)

白南風(しろはえ)が夏の季語。南風(みなみ、みなみかぜ、なんぷまぜ、まじう)、南吹く、はえ、大南風(おおみなみ)、海南風なども同意の季語です。
夏の気圧配置は南高北低ですから、それによって起こるのは南寄りの季節風。4月ごろから8月末まで、風力のあまり強くない暖かい風ですね。南風の別名には、はえ、まはえ、はえごち、はや、はい、まじ、まぜなどがあり、日本列島の各地の場所によって、風の性質により、その呼び名も異なっています。
この句では、白南風が吹いている午後、ちょっとしたことに目をつけて、化粧に漏れてしまった耳の下を出すなどはさすが雨城という感じがします。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・これから17日にかけて、西日本から北日本の広い範囲で大気が不安定になり、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る恐れがあると予報されています。大雨による土砂災害や低い土地への浸水、川の増水が心配です。西日本の各地では平年よりも早い梅雨入りが発表されるなど、大雨のシーズンを迎えていますね。改めて備えが必要です。

投稿者 m-staff : 2021年05月16日 09:39

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