[2021年05月18日]

野の池や葉ばかりのびし杜若

泉 鏡花(1873~1939)

杜若(かきつばた)が夏の季語。燕子花も同意の季語です。
杜若とあやめは、とかく混同されます。杜若は水辺の植物で、あやめは草原の植物ですね。アヤメ科の多年草。夏になると50~60センチほどの茎を剣状のやわらかい葉から立てて、濃い紫色の花を開きます。花の汁を布に付けて染料にしたことから、書き付け花が転じてこの名前が付きました。また。花の姿が飛燕に似たところから燕子花の字を当てたともいわれています。
この句では、見たそのままを伝えてくれます。鄙びた野の池に、風に揺れる優雅な花の姿が浮かんできますね。
作者いずみ・きょうかの紹介は、2020年11月22日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・内閣府が発表したGDPの速報値によると、昨年度の年間のGDPは、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の年度と比べてマイナス4.6%となり、リーマンショックが起きた2008年度のマイナス3.6%を超えて、最大の下落になりました。政府は来春までにGDPの規模をコロナ前の水準に戻すといっていますが、実現に向けては希望者へのワクチン接種をどこまで進められるかにかかっていますね。「スカ内閣」の実量が試されます。あえて、菅ではなくスカにしました。

投稿者 m-staff : 2021年05月18日 09:46

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