[2021年05月23日]
水音が胸を出てゆく花わさび
青柳志解樹
花わさび(山葵)が夏の季語。山葵の花、山葵咲くなども同意の季語です。
もうだいぶ前になりますが長野の安曇野で山葵の花を見たことがあります。山葵の花は、山葵田よりも清流にあってこそと納得しました。アブラナ科の多年草。元来、山の谷間などに自生していますが、現在では山葵田を作って栽培されています。春にハート形の葉を出し、初夏に淡い黄色、白色の四弁の花が総状に集まって咲きます。根茎には辛みがあり、香りもよいので香辛料として利用されていますね。
この句は、花わさびの咲いているのを見て、胸から水音が出てゆくと
表現するうまさに感心しました。
作者あおやぎ・しげきの紹介は、2005年10月12日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・大相撲夏場所の千秋楽、今場所は全体にバタバタしていて、魅力が薄れてしまいましたね。それよりもラグビーの日本選手権、今シーズン一度も負けていないサントリーとパナソニックの決勝戦が面白いゲームになりそうです。観客は5000人を上限に集まり、午後1時半にキックオフです。
投稿者 m-staff : 2021年05月23日 10:08
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