[2021年05月30日]
えごの花真盛りなるみどりかげ
高浜年尾(1900~79)
えごの花が夏の季語。山ぢさの花も同意の季語です。
全国の山野に自生するエゴノキ科の落葉高木。高さは4~5メートル。5月から6月にかけて、枝の先に5裂した白い釣鐘型の可愛らしい花を総状に開きます。花柄は長いので花は下向きになり、散り終わると青くて小さな果実がぶら下がります。名前は、果実の皮がのどを刺激して「えごい」ところからつけられました。万葉集にも取り上げられていますね。山の木ですが、公園や緑地にも多く植えられ、花はいい香りがします。
この句では、樹木の繁茂した緑の影に、えごの花がいまや真っ盛りに咲いている、と詠っています。
作者たかはま・としおの紹介は、2005年3月21日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・前日に敗戦投手になったエンジェルスの大谷選手は、アスレチックス戦も2番指名打者でフル出場しヒット2本、2打点、盗塁1をマークし、勝利に貢献しました。今は投げるよりも打つ方がいいみたいですね。
投稿者 m-staff : 2021年05月30日 09:44
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