[2021年06月09日]

筍の光放つてむかれけり

渡辺水巴(1882~1946)

筍(たけのこ)が夏の季語。笋、竹の子、たかんあ、たかうななども同意の季語です。
最初に出る筍は孟宗竹。孟宗は形も大きく、肉厚で柔らかく甘みがありますね。最も遅く出る筍は別名「にがたけ」で苦みがあります。筍は朝掘りのものが一番おいしく、掘りたてはえぐみもなく生で食べられます。たかんな、たこうなは「タカムナ」の音便形で筍の古名。筍は一旬に通じて10日間で竹になるほどせいちょうが早いことに由来します。竹は筍の時のままでそれ以上成長しませんね。
この句では、収穫した筍をむくときの様子をよくとらえています。「光を放ってむく」とは、筍の存在感を見事に表していますね。なかなかできない表現です。
作者わたなべ・すいはの紹介は、2005年2月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・東京五輪開催の是非について、様々な意見が交差しています。聖火は今秋田県を北上中。東京都内に入るのは7月9日。その時点で東京五輪本番への道筋はどうなっているのでしょうね。1か月先も見えない状況が続きます。

投稿者 m-staff : 2021年06月09日 09:45

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