[2021年06月22日]

羊蹄花や仮橋長き干拓地

山田みづえ(1926~2013)

羊蹄花(ぎしぎし)が夏の季語。
タデ科の多年草。野原や道端、川べりなどに生えています。たくましい野草。高さは10~100センチほど。楕円形の大きな葉が根元から群生し、茎に細長い葉をつけます。5~6月ごろに、茎の上部で枝分かれし、小さな淡い緑色花を総状に付け、ほかの雑草よりもひときわたけだけしい存在ですね。名前は実った枝を振ると「ぎしぎし」というところからつけられました。
この句では、足元に羊蹄花が茂っている干拓地の開発に、長い仮の橋が架けられており、いつになったら本橋となるのか案じられると詠っています。「羊蹄」といえば北海道の羊蹄山を思い出します。別名蝦夷富士。
作者やまだ・みずえ紹介は、2005年2月12日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 上巻」、創元社、2004年刊)
・エンジェルスの大谷選手がアメリカンリーグの週間最優秀選手、「週刊MVP」に選出されました。受賞は3シーズンぶり3回目。週間MVPは、アメリカンとナショナルの両リーグそれぞれ1名ずつ表彰していて、大谷選手はアメリカンリーグで6月14日から20日までの週間MVP。また、来月行われるオールスターゲームのファン投票で2回目の中間結果が発表され、指名打者部門で最多の票を集め、まず間違いなく出場しますね。前日のホームラン競争にも出ますので目が離せませんね。

投稿者 m-staff : 2021年06月22日 10:02

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