[2021年07月01日]
わが消す灯母がともす灯明易き
古賀まり子(1924~2014)
明易きが夏の季語。短夜、明早し、明急ぐなども同意の季語です。
7月23日から東京五輪が開幕します。コロナ禍もあって閉幕の8月8日まで暑い夏になりそうですね。
春分から一日ごとに昼が長くなり、夏至になると夜が最も短くなり、すでに朝の4時ごろから空が白みかかります。俳句の場合は、物理的な夜の短さではなく、いつしか戸外が白んできて、何かやるせないようなわびしさが胸をよぎるといった心持に重点を置いたところに味わいを見出します。
この句では、夜が早く明けてきました。母と娘の二人暮らし。作者が消した明りを母が点けるという、ただそれだけで生活実感が伝わってきますね。
今日は、富士山頂開き、全国安全週間。
作者こが・まりこの紹介は、2005年10月4日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・エンジェルスの大谷選手、ヤンキース相手に1番投手で出場しましたが、1回持たず7失点で交代。大谷選手の疲労を甘く見たマッドン監督の采配ミス。身体を休めることも勝負事の大事な要素です。栄光と悲惨は紙一重ですね。今日から明日にかけて梅雨前線の活動が活発になって東日本や西日本では大雨になる予想です。警戒してください。
投稿者 m-staff : 2021年07月01日 09:48
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