[2021年07月05日]

さみだれや昼餉を妻に問はれゐて

村山古郷(1909~86)

さみだれ(五月雨)が夏の季語。五月雨(さつきあめ)、さみだるる、五月雨雲、五月雨傘なども同意の季語です。
さみだれの「さ」は皐月のことで、陰暦の5月を指し、「みだれ」は水垂れの意味です。陰暦5月に降る長雨、梅雨のこと。梅雨という言葉は中国から来ていて、どちらかといえば堅い響きなのに対して「五月雨」は日本的な情緒のある言葉ですね。俳句では、心象的な者ばかりではなく、天地の降り注ぐ豪快な雨の様子を即物的にとらえたものが多く存在します。
この句では、五月雨の止むともなしに長く続く様子に、昼餉(ひるげ)もうっかり忘れそうになりますね。
作者むらやま・こきょうの紹介は、2006年5月19日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・エンジェルスの大谷選手は、史上初めてオールスターゲームで投手と打者の両方で選ばれました。これで13日のホームラン競争に出て、14日は二刀流の可能性が強くなりました。アメリカ独立記念日の今日、31号ホームランを打ち、試合はサヨナラ勝ち。明日は27歳の誕生日です。

投稿者 m-staff : 2021年07月05日 09:12

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7766