[2021年07月08日]

老鶯や珠のごとくに一湖あり

富安風生(1885~1979)

老鶯(ろうおう)が夏の季語。夏鶯、乱鶯、残鶯なども同意の季語で夏になって鳴いている鶯、夏鶯ともいいます。鶯は広い範囲にわたって棲息していますが、その囀りの期間は長く、早春から晩春までは人家の近くまで姿を見せ、鳴き声を聞かせてくれます。夏の繁殖期になると、巣作りのために、平地から山中に入ってしまいます。このころの鶯を老鶯といいますが、別に老いたわけではありませんね。ただし、古人は鶯を春の季語とし、夏になってまだ鳴くその声を、老いたるものと主観的にとらえました。
この句では、鶯の鳴いている山中に珠のように見える一つの湖を見つけ、詠に仕上げました。「一湖」が新鮮ですね。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の鳥」、創元社、2007年刊)
・今朝は5時に起き、テレビにかじりつきました。エンジェルスの大谷選手がレッドソックス戦で32号ホームランを打ちました。これは2004年当時ヤンキースの松井秀喜が作った記録を17年ぶりに更新するもの。昨日、ピッチャーで登板し、日米通算50勝目を挙げた翌日のホームラン。まったく信じられない活躍ですね。

投稿者 m-staff : 2021年07月08日 09:24

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