[2021年07月12日]

銀漢やどこか濡れたる合歓の闇

加藤楸邨(1905~93)

合歓(ねむ)が夏の季語。合歓の花、ねぶの花、花合歓も同意の季語です。
暖地によく見られ花。薄い絹の扇にも似たふんわりとした姿は、晴れた日よりも曇天、特に雨の日によく似合います。マメ科。の落葉低木。山野に自生して、絹糸に見えるのは多数の雄蕊で、下の方にある花弁は目につきにくいのが特徴。夜になると羽状の葉をたたんで就眠運動をするのでこの名前があります。地方によっては「ねんねの木」という方言があります。葉は夜に閉じますが、花は夕方に開きます。
この句の「銀漢」は、天の川のこと。銀漢が見える合歓の夜には、どこか花が濡れている印象がある、と詠っています。
作者かとう・しゅうそんの紹介は、2005年1月22日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2004年刊)
・梅雨末期の豪雨には厳重な警戒が必要です。日本海側の松江市、佐渡市、米子市、秋田市では大雨。東、西日本でも大気が不安定になっています。対応にご注意ください。

投稿者 m-staff : 2021年07月12日 09:27

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