[2021年07月13日]
ほのかなる少女のひげの汗ばめる
山口誓子(1901~94)
汗ばめるが夏の季語。汗、汗にじむ、汗みどろ、玉の汗、汗の香、汗臭ふなども同意の季語です。
汗は1年中出ますが、季語としては発汗量の多い夏の汗を指し、労働やスポーツによる汗も、汗を季語にとらえるときは夏と理解されます。薄暑のころの「汗ばむ」に始まって、やがて激しくなるにつれて「汗みどろ」になります。
この句では、面白いところに目を付けましたね。少女のひげがほのかに見える、そこに汗が見られる、と詠っています。不思議と爽やかな印象を生み出しています。
今日は、盆の迎え火。
作者やまぐち・せいしの紹介は、2005年1月24日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
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投稿者 m-staff : 2021年07月13日 09:43
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