[2021年07月15日]

水中花大きく咲かせ夫持たず

鷲谷七菜子(1923~2018)

水中花(すいちゅうか)が夏の季語。酒中花(しゅちゅうか)も同意の季語です。
水の入ったコップなどに造り物の花や金魚など入れ、開かせて楽しむ玩具。水の中でそれらが揺らいでいるのを見るのはいかにも涼しく、夏の風物詩になっていますね。江戸や明治のころは和紙でしたが、現在では化学繊維のビニール製になっています。赤、青、紫と色の鮮やかな花や金魚の姿に開きます。
この句では、病気などの理由により未婚のままの作者が水中花を大きく咲かせて楽しんでいる様子が伝わってきますね。
作者わしたに・ななこの紹介は、2006年3月9日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・大谷フィーバーが起きています。ホームラン競争とオールスターゲームでの活躍により、最高の選手の一人であることが実証されました。野球少年の夢は投手で4番を打つこと、それを大リーグで実践したのですから凄いこと。イチロー選手は、人に笑われるようなことを実践するためにプロ野球選手になったといっています。このフィーバーはしばらく続きます。人はやっかみます。くれぐれも行動に隙を見せないことですね。

投稿者 m-staff : 2021年07月15日 09:21

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