[2021年07月26日]

水馬を見に行くと言へば笑はるる

山田みづえ(1926~2013)

水馬(あめんぼう)が夏の季語。あめんぼ、みづすまし、水蜘蛛なども同意の季語です。
小川や池などの水面を細い6本の脚ですべるようにあめんぼうが泳いでいます。水に浮くときは、中脚と後脚の節で水面を押して体を支えます。昆虫学的には川蜘蛛といいますが、古くから飴に似た甘いにおいがすることから、この名前が付きました。関東ではあめんぼうと呼びますが、関西ではみづすましと呼ばれています。
この句では、水馬を見に行きたいというと、どうしてそのようなものをわざわざ見に行くのかと、揶揄されてしまった、と詠っています。
作者やまだ・みづえの紹介は、2005年2月12日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・東京五輪は、23日に開幕してから幸先よく金メダルを取っています。このまま続くとは思えませんが、気分はいいですね。台風8号が明日、東北や東日本に接近し、上陸する恐れがあります。あのエンジェルスの大谷選手は、今日5試合ぶりの35号ホームランを打ちました。

投稿者 m-staff : 2021年07月26日 09:53

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