[2021年08月05日]
昏れ残る空のひろさよ胡麻の花
皆川盤水(1918~2010)
胡麻の花が夏の季語。花胡麻、胡麻咲くなども同意の季語です。
胡麻は有用な植物で、昔は盛んに栽培されました。ゴマ科の1年草で、原産地はエジプト、インド。古く中国から渡来して燈明用の油を搾るために栽培されました。7月から8月にかけて、葉のわきに筒形の淡い紅色または白の花を咲かせます。花は下から上へと咲き上ってゆきます。種子は、白、黒、淡黄色など多様で、油を搾ったり、または食品として利用されていますね。
この句では、胡麻畑の花の中に、あたりがまだ少し明るい昏(く)れ残っているあたりの様子を伝えてくれます。
作者みながわ・ばんすいの紹介は、2005年11月1日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・侍ジャパンは、韓国を5対2で破って決勝へ進出。いい試合でした。日本強みは投打がしっかりと噛み合っていること。また、決勝戦は7日に韓国と米国の勝者と戦うという変な組み合わせになっています。どちらが来ても日本の金メダルを信じましょう。
投稿者 m-staff : 2021年08月05日 09:48
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