[2021年08月10日]

蜻蛉の空蜻蛉の空の上

後藤比奈夫(1917~2020)

蜻蛉が秋の季語。とんぼう、あきつ、蜻蛉(やんま).鬼やんま、塩辛蜻蛉、精霊蜻蛉なども同意の季語です。
蜻蛉を今年初めて見ました。蜻蛉は初夏から晩秋まで見られる昆虫ですが、昔から秋の季語とされています。肉食で虫をとらえて食べていますね。幼虫はやごと呼ばれ水の中で生活をします。種類も多く、薄く透き通った翅を左右にピンと張って飛ぶ姿は勇ましく、早さも昆虫の中では最高の部類です。英名は「ドラゴンフライ」。
この句では、蜻蛉が重層的に飛んでいる様子を蜻蛉という言葉のリフレインで巧みに表現していますね。
作者ごとう・ひなおの紹介は、2005年3月23日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・台風で1日順延した第103回全国高校野球選手権大会が甲子園で始まりました。2年ぶりの夏の甲子園、深紅の優勝旗を手にするのはどこでしょう。26日が決勝戦の予定、オリンピックが終わって高校野球に目を離せませんね。

投稿者 m-staff : 2021年08月10日 10:00

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