[2021年08月21日]

正直に咲いてこぼれて鳳仙花

遠藤梧逸(1893~1989)

鳳仙花が秋の季語。爪紅(つまくれない)、つまべに、つまぐれなども同意の季語です。
原産地は、インド、マレー半島。ツリフネソウ科の1年草。日本に自生しているツリフネソウと同じ仲間で性状が良く似ています。葉の付け根に赤、白、ピンク、絞りなどの花を開きます。女の子が赤い花で爪を染めて遊ぶところから、つまべに、つまくれないなどの名があり、実が熟すと、軽く触れただけでも種子がはじけ飛びます。
この句では、鳳仙花の特徴をよくとらえています。道端に繁茂している姿は庶民的で、改まったところがないのがいいですね。
作者えんどう・ごいつの紹介は、2006年10月16日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・厚生労働省の調べによると、新型コロナ感染者の自宅で療養している人は、18日現在、全国で約9万6000人といわれています。政府の政策が後手後手になっていることから医療施設での療養ができず、自宅での療養となっていますが、そこからまた感染が広がっています。
どうしたら感染拡大を止めることができるかを知りたいですね。

投稿者 m-staff : 2021年08月21日 10:04

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