[2021年08月25日]

八甲田晴れて霧ふる沢桔梗

宮下翠舟(1913~97)

沢桔梗が秋の季語。ちょうじなも同意の季語です。
キキョウ科の多年草。日本各地の山野の湿地や水辺に生えていて、根が水中に没していることが多く見られます。八甲田山、尾瀬沼、蓼科高原などの湿地帯が有名ですね。茎は直立して50~60センチほど。
8月から9月にかけて茎の上に青紫色花を総状に開きます。桔梗とはあまり似ていませんが、色合いからこう名づけられたのでしょう。
この句の「八甲田」は、青森県の中ほどにある火山群。各所に温泉があり、十和田八幡平国定公園の一部をなしています。
八甲田山が晴れているのに霧が降っていて沢桔梗が咲いている、と詠っています。
作者みやした・すいしゅうの紹介は、2006年10月8日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・パラリンピック東京が始まりました。コロナと共存しながらの大会は、運営に厳しいものがあります。無事に来月5日を迎えられるよう祈っています。夏の甲子園は、ベスト8を得るために、選手は懸命にプレイをしています。

投稿者 m-staff : 2021年08月25日 09:06

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