[2021年08月29日]
男にもつきて砂丘のゐのこづち
星野麦丘人(1925~2013)
ゐのこづち(牛膝)が秋の季語。ふしだか、こまのひざなども同意の季語です。
人にくっつく草の実はいろいろありますね。ゐのこづちはヒユ科の多年草で8月から9月ごろに緑色の花穂をつけます。花は小さくまばらですね。花の後の小さな実にはとげが2つあってこれが動物や人の服について散布されます。根を下ろしたものが「牛膝(ごしつ)」といって婦人病の薬になります。
この句では、砂丘にあるゐのこづちが男性の衣服について困っている様子がうかがえます。
作者ほしの・ばっきゅうじんの紹介は、2013年5月25を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・26日のこの欄で、夏の甲子園は「智弁学園」の奈良と和歌山が決勝戦を争うことになるのではないかと予想しました。その通りになりました。智弁学園の野球は、昔のPL学園を思い出させます。ユニフォームがほとんど同じなので間違えそうです。両校とも投手陣がしっかりしているので僅少さのゲームになるでしょう。最後は勝負の執念の強い方が優勝します。いい試合を期待します。
投稿者 m-staff : 2021年08月29日 09:38
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